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ようこそ「ライフスタイル再考」サイトへ
住宅建築は20年減るとほとんど不動産価値がなくなる制度になっています。それに控え北欧や西欧の不動産は、何百年と住み続け、新たな形で都市のコミュニティを形成しています。なぜ生活スタイルが異なるのかも再考する必要があります。こんな疑問に参考になりばと思い立ち上げたサイトです。
もう一度、福島原発事故で失ってしまった日本の郷土の自然と風土を再発見し、新たな価値観を見つけようではありませんか。
多くの方々のご意見・感想をお願いします。
●「住環境」って何?
「住環境」と一口に言っても、その物差しは一つではありません。
最優先することだけを考えたら、安全でさえあればいい、便利でさえあればいい、というようなことになるかもしれません。
しかし、安全でなおかつ便利ならそれに越したことはないわけで、安全性が同じくらいの地域がいくつかあったら、その中で比較的便利なところを選びたいでしょう。
そこで、さらに「便利でも静かでなきゃ嫌だ」「騒音は我慢するけど排気ガスは困る」といったような好みが、贅沢できる度合いによって、いろいろと出てきます。
これらの細かい好みを大きく分けると、「安全性」「保健性」「利便性」「快適性」の4種類にまとめることができます。さらに1980年代以降は「持続 可能性(sustainability)」というテーマもあらわれました。何やらややこしい、小難しいことのようですが、要するに「安全で快適で便利で、 しかもそれが長続きするといいな」ということが基本になっています。
ここへ、より人間的なテーマとして、美観性(街並み景観など)、経済性(居住費など)、社会性(地域の慣習など)を加えることもできます。
「住環境」というのは、だいたいこういったことです。
最優先することだけを考えたら、安全でさえあればいい、便利でさえあればいい、というようなことになるかもしれません。
しかし、安全でなおかつ便利ならそれに越したことはないわけで、安全性が同じくらいの地域がいくつかあったら、その中で比較的便利なところを選びたいでしょう。
そこで、さらに「便利でも静かでなきゃ嫌だ」「騒音は我慢するけど排気ガスは困る」といったような好みが、贅沢できる度合いによって、いろいろと出てきます。
これらの細かい好みを大きく分けると、「安全性」「保健性」「利便性」「快適性」の4種類にまとめることができます。さらに1980年代以降は「持続 可能性(sustainability)」というテーマもあらわれました。何やらややこしい、小難しいことのようですが、要するに「安全で快適で便利で、 しかもそれが長続きするといいな」ということが基本になっています。
ここへ、より人間的なテーマとして、美観性(街並み景観など)、経済性(居住費など)、社会性(地域の慣習など)を加えることもできます。
「住環境」というのは、だいたいこういったことです。
●「便利」はカンタン?
利便性について考えるのは、保健性よりは簡単です。
駅や店舗が近くて大規模でサービス的にも充実していれば、それはもう便利であることに間違いがなく、人が集まることで犯罪や騒音が増えるというのはまた別の問題だからです。
強いて言えば、サービスの充実度を測る指標が曖昧だということもありますが......たとえば「近所に8スクリーンを揃えたシネマコンプレックスがあっても 単館上映作品を観られないから不便だ」といったような話になると、それは住環境というよりは、もはや趣味嗜好の問題になるでしょう。
駅や店舗が近くて大規模でサービス的にも充実していれば、それはもう便利であることに間違いがなく、人が集まることで犯罪や騒音が増えるというのはまた別の問題だからです。
強いて言えば、サービスの充実度を測る指標が曖昧だということもありますが......たとえば「近所に8スクリーンを揃えたシネマコンプレックスがあっても 単館上映作品を観られないから不便だ」といったような話になると、それは住環境というよりは、もはや趣味嗜好の問題になるでしょう。
●住みよいまち
次は、快適性(amenity)です。
誰かに「いま住んでいる町はあなたにとって快適ですか?」と尋ねたら、わりとすんなり答えてもらえるでしょう。
でも、「この町が快適かどうか調べて報告してくれ」と頼まれたら、その依頼者がどのような人物なのかわからなければ、何をもって「快適」とするのかわかりません。
クールでモダンな街並みが快適だという人もいれば、下町情緒や近所付き合いがないと不快だという人もいます。
結局、この「快適性」については、それだけを独立して語ることはできないようです。
生け垣延長率、という指標から考えようとすると、どうしても、熱環境の改善や、雨水浸透率の増加などが関わってきます。
プライバシーの確保を考えれば、建物の間隔が問題になり、日当たりや風通しの良さとつながります。
こうした、安全・保健・利便などに関わる指標を無理に避けようとすると、きわめて狭い個人の好みを町全体に強要することになってしまいます。
当人(たとえば少数のお金持ち)は良かれと思っておこなった景観づくりが、結果としてその他大勢の人々の安全・保健・利便を脅かすということも、充分にあり得るわけです。
誰かに「いま住んでいる町はあなたにとって快適ですか?」と尋ねたら、わりとすんなり答えてもらえるでしょう。
でも、「この町が快適かどうか調べて報告してくれ」と頼まれたら、その依頼者がどのような人物なのかわからなければ、何をもって「快適」とするのかわかりません。
クールでモダンな街並みが快適だという人もいれば、下町情緒や近所付き合いがないと不快だという人もいます。
生け垣延長率、という指標から考えようとすると、どうしても、熱環境の改善や、雨水浸透率の増加などが関わってきます。
プライバシーの確保を考えれば、建物の間隔が問題になり、日当たりや風通しの良さとつながります。
こうした、安全・保健・利便などに関わる指標を無理に避けようとすると、きわめて狭い個人の好みを町全体に強要することになってしまいます。
当人(たとえば少数のお金持ち)は良かれと思っておこなった景観づくりが、結果としてその他大勢の人々の安全・保健・利便を脅かすということも、充分にあり得るわけです。
●いつまで住むか
2年間しか住む予定がない町で、その地域の未来に気持ちよく投資するというのは、なかなかできないことでしょう。仮設住宅のように、原発事故で一時的に住むということであれば別な話です。
マイホームを購入して、向こう何十年もそこに住む予定があれば、リサイクル活動の徹底や環境税の支払いなども、喜んでおこなうことができるかもしれません。
これまで見てきた安全・保健・利便・快適などについては、そのまま「高ければ高いほどいい」と言えたのですが、この「持続可能性」に限っては、「高いほど現在の負担は大きい」というケースが出てきます。
逆に考えると、どれほど安全で健康で便利で快適であっても、持続可能性が極端に低ければ、5年後にはポジティヴな要素がぜんぶ消えてなくなっているということもあり得るのです。
持続可能性は、そこにいつまで住むのかによって、プラスにもマイナスにもなる指標です。
重要なのは、複雑なものを単純化することではなく、まずは自分自身の個別的なニーズ(保育施設の近さでも教育環境の良さでも何でも)をしっかりと見極め、その上でデータやノウハウの蓄積がある機関をうまく活用し、予算の範囲内で最善の住環境を選ぶことでしょう。
マイホームを購入して、向こう何十年もそこに住む予定があれば、リサイクル活動の徹底や環境税の支払いなども、喜んでおこなうことができるかもしれません。
これまで見てきた安全・保健・利便・快適などについては、そのまま「高ければ高いほどいい」と言えたのですが、この「持続可能性」に限っては、「高いほど現在の負担は大きい」というケースが出てきます。
持続可能性は、そこにいつまで住むのかによって、プラスにもマイナスにもなる指標です。
■参考文献により引用
『住環境 評価方法と理論』浅見泰司編(東京大学出版会)
